はじめに
2024年1月1日に発生した、令和6年能登半島地震により亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
また、被災された皆さまに謹んでお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復興を心から願っております。
2025年はどんな年にしたいか?
昨年(2024年)は、「初日の出」を初めて拝んだ感動的なお正月から、衝撃的な大災害という幕開けだった。
どうか今年は穏やかな年であって欲しいと願いながら、2025年の活動方針を書いていきたい。
Xでの活動縮小
まず、旧Twitter(現X)が始まったころから続けてきた「aoven」アカウントの運用を控えめにする。
なぜなら、身に覚えのないSPAMの誤判定を受けて使いにくくなったからだ。
何とか凍結解除はできたが、Xになってから仕様の変更が相次いでいるので、安心して今までのようにポストができない。
不快なネット広告や炎上ポストの制御が難しい
Twitter社がイーロン・マスク氏に買収されて「X」に変わってから、不快なネット広告をしばしば見かけるようになった。また「おすすめ欄」では、以前より増して明らかに炎上目的のポストを見かける。
いわゆる「フィルターバブル」や「エコーチャンバー」という現象だ。
主に取り上げられやすいのは政治問題や社会問題。そして終わることを知らない「男性VS女性」や「田舎VS都会」の二項対立……。そして、この手のポストにはタチの悪い有料noteへの誘導をよく見かける。
こうした方法を「アテンション・エコノミー」と言うらしい。 筆者はゆきにー(id:yuki_2021) さんのブログ「超メモ帳(Web式)@復活」で知った。
アテンション・エコノミー(関心経済・注目経済圏、英: attention economy)とは、情報の質よりも人々の関心や注目を集めた方が経済的利益が大きいことを指摘した経済学の概念である。SNSの普及によりアテンション・エコノミーがもたらす負の側面が問題視されている。
アテンション・エコノミー(attention economy)とは 関連企業や最新ニュースも | NIKKEI COMPASS - 日本経済新聞より引用
もちろん筆者も、この手のポストに反応している自覚はある。時折はてなブックマークでも見かけるので、ついつい反応してしまうが、はっきりいって年中無休で付き合うのは無理だ。
むしろリアルを大切にしたい
ところで話は変わるが、ドラマ日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」を最終回まで見届けた。
かつて炭鉱で栄えた「軍艦島(端島)」を舞台に、そこで暮らしていた人々の人間模様を映画「タイタニック」のように振り返るドラマだ。
あらすじは、以下の通りである。
売れないホストの玲央は、端島で過ごした過去を持つ高齢の女性・朝子から「人生変えたくないか?」と謎のプロポーズを受ける。
初恋の相手・荒木鉄平にそっくりだと言われた玲央は、彼女を通じて廃鉱の危機にも負けず前向きに生きた人々の思いに触れ、悪質なホストクラブを辞める決意をする。
その際、先輩ホストに言い放つシーンが、こちらである(U-NEXTの公式動画)。
生きてて楽しいんですかミカさん?!生きてて楽しいんですかミカさん?!俺楽しくないんですよ!
ここで騙して騙されて……なんかそれ、いつまで続けんのかなって
いつ死ねんのかなって、ないんですかミカさん?
俺、なんかもっとこう……思い切り笑って誰かのために泣いたり
幸せになって欲しいって祈ったり
石炭が出て欲しいって、心の底から願ってみたいんですよ
ダイヤモンド……俺もダイヤモンドが欲しい
なんか、こう…
— 酒樽 蔵之介 (@KulasanM) 2024年12月23日
近ごろのTwitterのあれこれ眺めてると。
己に直接関係のない、ブワっと話題になってるような感情を揺さぶられる内容には、少なくとも「24時間は反応しない」とか「72時間はスルー」みたいなセルフルール設けたほうが、安全なんちゃうか…などと。…
もちろんTwitterの頃に知り合った人たちとは、今後も交流を続けるつもりだ。
完全な引退は大変難しいので、タイムラインに張り付く時間を減らそうと考えている。最近「デジタルデトックス」という言葉を見かけるが、それに近いかもしれない。
ブログの更新再開
一方で「Life With DIGITAL」や、このブログを更新する頻度を上げる。
なぜならXの一方的な都合に振り回されることなく、自分のペースで好きなことが書けるからだ。特に「Life With DIGITAL」は、XserverとWordPressで動いているので、「はてなブログ」以上に自由度が高い。
実は「Life With DIGITAL」向けの記事では、未発表の原稿がかなり溜まっている。まずは、そちらの投稿から始めたいと思う。
ところで筆者のようにSNS疲れを感じた人々の中には、大昔のインターネットでよく見かけた「個人運営のウェブサイト(いわゆる『ホームページ』)」や、ブログを見直す動きが広がっているらしい。
特に前者は、「クラフトインターネット」と呼ばれることもあるようだ。
筆者もジオシティーズでホームページを運営していた経験があるだけに、この回帰は大変いいアイデアだと思っている。
そこで『Life with DIGITAL管理人室』は、当時のホームページには必ずあった「管理人の日記帳」のような形で書いていくつもりだ。
ChatGPTの活用
ところで最近では、Googleの検索結果ですらAIが要約してくれる時代*1だが、「自分で試行錯誤した結果やノウハウ」は実際にやってみたときにしか手に入らない。
これを小論文のようにまとめて発表するのが、「Life With DIGITAL」のスタンスである。
しかし記事の構成を考えたり、文章を推敲するときは、「ChatGPT」の支援を受けるつもりだ。
なぜなら、ブログを書くとき試行錯誤する時間を大幅に減らせるからだ。
この記事も実は、ChatGPTの支援を受けながら書いている。また前回アップした記事「広告ブロック時代のインターネットの歩き方」も、ChatGPTが無ければ構成を考えるのも大変だったに違いない。
ただChatGPTなどの生成AIは、ハルシネーションと言われる嘘の回答を出力することがよくある。また生成された文章には、ところどころ怪しい言い回しもあるので、最終的にはユーザーによる判断が欠かせない。
レポートや文章を書いた経験がある人なら、その違和感が何となく分かるかも知れないが、やはり本や辞書などで調べたほうがいいだろう。
まとめ
1990年代末から2000年代初頭のインターネット黎明期から、2024年のツイッター終焉までを経験した筆者として、クラフトインターネットには「温故知新」という表現がピッタリだと思った。
Xは右を見ても左を見ても今の世の中に対する不平不満や訳のわからない陰謀論ばかりだ。あの刺々しい雰囲気には耐えられない。
一応Blueskyのアカウントは作ったが、平和なムードが続く保証はどこにもない。
やはり、リアルの生活を豊かにするよう心掛けたい。
新年早々こんな重い話で始まるとは思わなかったが、今年も読者およびフォロワーの皆様よろしくお願いします。
記事で使った画像やイラストについて
画像は「ぱくたそ」、イラストは「いらすとや」よりお借りしました。ありがとうございました。
*1:ただし、つい最近実装されたばかりなので正確性は今ひとつ